1980年代に議論を呼んだ「ベネトン」広告再び!秋冬キャンペーンビジュアル「Nudicome」を公開

ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON)は、1980年代に同ブランドの広告で社会問題を取り上げて話題を呼んだフォトグラファー、オリビエーロ・トスカーニ(Oliviero Toscani)と17年ぶりに再びタッグを組み、2018-19年秋冬のキャンペーンビジュアルを公開。
トスカーニが撮り下ろした「ベネトン」のキャンペーンビジュアルは、「Nudicome」と題し、さまざまな肌の色のモデルたちが裸で抱き合いながらこちらを見つめているものです。
かつてトスカーニが手掛けた「ベネトン」の広告同様、ファッションブランドであるにもかかわらず服を主役とせず、人種の多様性を訴えているメッセージ性の強い作品です。
こうしたラディカルな広告表現によって注目されるようになり、1990年代に独自のブランドイメージを確立していきました。
トスカーニが1980~90年代に手掛けた「ベネトン」の広告は、HIVや人種差別、戦争、死刑制度などの社会問題に焦点を当てたセンセーショナルな内容で、その広告写真とはかけ離れた強烈な表現が世界各地で大きな論争や批判を巻き起し、一方で現代アートとして高い評価を得ています。
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