【2月1日〜関税撤廃】欧州産ワイン安く。各小売店がフェアを開始。サイゼはニンマリ。国内ワイナリーは危機感。

2019年2月1日から、EU-日本のEPA(経済連携協定)が発効され、輸入品の関税が撤廃されます。 ワイン一本あたり約94円、スパークリングワインで約136円の税金が廃止されます。
大手スーパー『イオン』では約500種類のワインを最大10パーセント引き、株式会社リカーマウンテンでは最大33パーセントの値引きを実施。成城石井店内のワインコーナーでも、欧州産ワイン112種類が最大200円の値下に。
さらに、同じく関税撤廃対象のチーズやパスタ、オリーブなども段階的に値下げしていくという。
レストランチェーンの『サイゼリア』では、「年関数億円の業績の押し上げ効果がある。」と堀埜(ほりの)一成社長は語りました。
国内生産者は警戒
国内外のワインコンクールで数々の受賞経験を持つ花巻市のワイナリー、『エーデルワイン』でも、警戒感を強めています。「EU産のワインが安くなると、価格面では太刀打ちできない。」 そう話すエーデルワインでは、良質なぶどうを選別できる機械を導入。設備投資を積極的に行い、質の高い製品を作ることで生き残りを掛けようとしています。
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