『白鳥にパンをあげないで。』絶対に餌やりで知っておきたいこと

Twitterである注意喚起の投稿が話題です。
白鳥にパンをあげないでください
— 道南ですかね (@D500user) 2019年1月27日
大沼でも多く見受けられます
白鳥が可哀そう?白鳥のため?
その行為は白鳥を苦しめます pic.twitter.com/MSms7OSROF
白鳥の生息地はユーラシア大陸北部のツンドラ地帯。この時期の最低気温は-30℃以下になり、水面が凍ってしまうため日本に飛来します。シベリアから日本まで2週間。オオハクチョウは3000Km、コハクチョウは4000Kmを休憩しながら移動します。
しかし、白鳥の生態を人間の餌付けが狂わせているかもしれません。

餌付けの様々な弊害3>
食パンのマーガリン
マーガリンは植物性の人工油ですが、ほとんどの市販の食パンに含まれています。白鳥はこの油分を分解できず、体を壊してしまいます。また、白鳥の排泄物から池の水に溶けて水質汚染が進みます。
自分で餌を探さなくなる
餌付けに味をしめると、白鳥は湖に張り付いて餌を探さなくなります。そして、本来の餌であったはずの生物が異常繁殖を引き起こすきっかけにも繋がります。
白鳥は本来、草食動物のため、水草や藻を食べて生活し、時々小さいワームや虫、カエルなどを食します。
人間の生活域に足を踏み入れる
餌をもらうことで人に慣れると、地上に出て道路で轢かれたり、地上に糞が舞って鳥インフルエンザを引き起こす可能があります。

自然界のバランス
白鳥に限らず、自然の生態系はデリケートなバランスで成り立っています。人の安易な行動で、長い時間をかけて作られた自然の叡智を乱すことは避けなければなりませんね。
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