「ハードボイルドだ」 新・かちかち山は漢の友情を書いた物語

Twitterの藤井おでこさんの書いた新・かちかち山が話題です。
絶殺うさぎとクソ鈍感たぬき① pic.twitter.com/77JNU2waqB
— 藤井おでこ@冬コミ委託まだです (@fuxxxxxroxxka) 2019年1月15日












かちかち山
成立は室町時代。あらすじは下記の様、
・いたずらした狸を翁が捕らえる。
・改心したふりをして老婆を騙し、縄を解かせて撲殺。鍋に入れて「ババア汁」を作る。翁に食べさせる。
・翁が兎に相談。芝刈りでの大火傷、火傷跡にカラシ入りの味噌を塗り込む。最後は泥舟で土左衛門にして成敗完了。
狸を火責めにしたり水没させるのには、古来日本で行われていた盟神探湯(くかたち)という神意を得る呪術的裁判から来ていると言われています。
さらに、狸が翁を殺して羹(あつもの)に入れてしまう罪について、日本人のカニバリズム(食人文化)に対しての強い憎悪感を想起されていると言われます。
太宰治版かちかち山
文豪、太宰治が書いたかちかち山が存在します。舞台は河口湖畔。兎は16際の美少女、狸は中年男で始まる盲目の恋物語です。テレビドラマにもなった、皮肉の効いた喜劇です。詳しくは太宰治の「御伽草紙」をチェック!
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