アインシュタイン直筆「神の手紙」3億円で落札

伝説の物理学者アインシュタインの手紙が、ニューヨークのオークションで290万ドル(約3億27009万円)で落札されました。
手紙の日付は1954年、アインシュタイン死の1年前。
ユダヤ系ドイツ人の哲学者エリック・グートキントに宛てたもので、聖書の教えを楽観・人間的に記したエリックの著書『Choose Life: The Biblical Call to Revolt』に対する反論のものです。
「私にとって神という言葉は人間の弱さの表現と産物以外の何物でもない」
聖書に書かれてあることは立派だが、ごく原始的な伝説の域を出ず、言ってしまえば非常に子どもじみたものだ」
アインシュタインの見解
アインシュタイン自身もユダヤ人であり、 若い頃は非常に宗教的だったと言われていますが、12歳の時から伝統的な宗教に疑問を持ち始め、その後、彼は宇宙の宗教感覚の概念を提唱し、宗教のない科学は盲人であり、科学がない宗教は盲人であると述べました。
この手紙は「宗教と科学の論争における決定的な意見表明の1つ」として見なされており、重要文書として注目されていました。
東京でチップ代わりに渡したメモは2億5000万円で落札
アインシュタインは、1922年に滞在した東京の帝国ホテルで、「運が良ければこれは価値のあるものになる。」そう言ってベルボーイにチップがわりにメモを渡しました。
「穏やかでつつましい生活は、成功を追求するせいで常に浮き足立っているよりも、より多くの幸福をもたらす」
「意思があれば道は開ける」
講演のため日本を訪れていたアインシュタインはノーベル物理学賞の受賞を知ったばかり。
アインシュタインはチップとして払えるお金を持っていませんでした。
なお、出品者はアインシュタインからメモを受け取ったベルボーイの甥だとのこと。
アインシュタインが残した名言
人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない。
人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる。
成功者になろうとするのではなく、むしろ価値のある人間になろうとしなさい。
「愛は神であり、神は愛だ」
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