高架下に仕事部屋!?家具デザイナーが作った大人の秘密基地

出典:dezeen

勉強や仕事をするために自分の家ではなく、外の落ち着いた空間で作業したいと思ったことはないだろうか。職業に関わらず、普段の生活空間と少し距離を置くことで生まれる発想もあるだろう。

働く人にとって重要なオフィススペース。特にデザイナーの事務所は個性的なものが多く、見ているだけで楽しいもの。そんな中でも今回はオフィスとして設置した場所自体がユニークで面白い、スペインのデザインオフィスをご紹介致します。

スペイン・バレンシアのとある橋の下に、驚きの空間を作ったデザイナー・Fernando Abellanas(フェルナンド・アベラナス)さん。

コンクリートの橋桁の真下に作られたその空間は、稼働式の床に支えられた不思議な空間。壁となる橋脚部分には棚とテーブルトップと椅子が設置された、それだけ見ても異質なアートのよう。

ハンンドルを使って、床と3面の壁を橋脚の壁まで移動させて完成するその小さな部屋からは、ユニークな眺めと外界から介入されないを特別な空間を与えてくれます。

Abellanasさんはは、DEZEENの取材に対しこのようにコメントしています。

「都会のめまぐるしいペースから自分を切り離そうと思った時、僕は牧歌的な森の中ではなく、あえてその都会が生んだ物質を利用した誰にも邪魔されない小さなスペースを考えました。それは都市にありながら、人知れずデッドスペースとなっている場所です。ただそういった場所で1人になることこそ、心に平穏を与え、子どもの頃の – 長いテーブルクロスがかけられた家族のダイニングテーブルの下に隠れているような – 感覚を思い出させてくれるのです。」

小さなスペースですが、誰の目も気にしなくてすむような秘密基地を彷彿とさせるオフィス。下記に動画を載せていますので、制作された流れなどご覧下さい。

写真機が相棒です! 音楽鑑賞、お酒、洋服、スポーツも好きです。 暇さえあればカメラ片手に街中を徘徊。 抽象的かつ混沌とした日常を、フィルムとデジタル写真に記録しています。 気になるをモットーに、旬なトレンドやエンタメ情報だけでなく、「アパレルSHOPだけど健康を売りにしている、伝統工芸を作っているが弟子が皆外国人」など、現場でしか味わえないアナログな情報も取材を通じてお届けしたいと思っています。

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