世界の海底ケーブルを一目瞭然できるサイト『Submarine Cable Map』

南太平洋に浮かぶ島国トンガでは現在、国全体が大きなピンチを迎えています。
その原因は海底ケーブルの破損。携帯電話もインターネットも一時的に使えなくなってしまったとのこと。
トンガでは日々の生活必需品の供給から経済の生命線である観光収入まで、外の世界とのつながりを維持するためにインターネットが欠かせません。
修復が完了までは非常手段として地元運営の小規模な衛星通信を使っています。
しかし、回線容量が限られるため、重要性の低いサイトは遮断し、国家にとって重要な通信のために容量を確保するということです。

世界の海底ケーブル

インターネットに欠かせない海底の通信ケーブルの歴史は古く、最古のものは170年の歴史があり、寿命はおよそ25年。光の速さの99.7%で通信できる海底ケーブルは、衛星通信よりも速く、大陸間の情報交換のスタンダードです。しかし有線ゆえにサメに噛まれたり、建築用のブルドーザーの誤作動で時折破損します。

海底ケーブルの修理方法

海底ケーブルの世界地図

現在地図に掲載されているのは232本の海底ケーブル。

日本ーイギリス間のケーブルは28,000 kmにも及びます。

海底ケーブルの断面図

光ファイバーを中心に、周りは鋼鉄線が幾重にも覆います。

深海用の海底ケーブルは直径が2cm。浅い海用は障害物が多いため太く作られています。

島国の日本は、数は違えどトンガと同じ海底ケーブルが国際間の情報交換のかなめです。普段何気なく使っているインターネットの裏側を知れば、新しい発見があるかも。下記リンクより地図を広げてみてください。どんなケーブルが見えますか。

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