意外と知らない!破格で取引される「エラーコイン」の種類!

日本では現在、記念硬貨を除いて6種類「1円、5円、10円、50円、100円、500円」の硬貨が製造されています。
実は、私たちが普段何気なく使っている硬貨のなかには刻印ミスや穴ズレによって、古銭買取やオークションなどで額面の何倍もの高値がつく「エラーコイン」が紛れ込んでいる可能性があります。
身近な「エラーコイン」いえば、ギザ10ですね。
ギザ10とは縁が通常であれば、平たいものが縁がギザギザな10円になります。
そこで、見落とすだけで大損をこいてしまう「エラーコイン」の希少性や価値などについてご紹介します。
エラーコインの種類7選
| 影打ちコイン
両面が同じ模様になってしまった硬貨です。
一度刻印された硬貨に別の硬貨が重なり、プレスされたことによってできます。
片面は正常に、もう片面には同じ絵柄が鏡に映した状態で刻印されています。
| 裏写りコイン
裏と表の模様が重なって刻印されてしまったコインです。
10円玉の裏写りエラーが多く見つかっています。
たとえば、平等院鳳凰堂の模様に、裏面の「10」がうっすら重なって見えるケースなどです。
| ヘゲエラーコイン
素材の金属の状態により、一部がめくれがあったり、余計な金属の塊がくっついてしまったりしたコインです。
ヘゲエラーは見た目がよくないため、人気が低く、高値がつきにくいエラーコインです。
しかし平成年号のものは少なく、高額になる傾向があります。
| 穴なし
5円玉や50円玉などの、通常は穴が開いている硬貨で、穴の部分がふさがったままになっているものです。
気づきやすいエラーで、仮に使用しても自動販売機などではじかれてしまうため、なかなか流通しにくいエラーコインです。
昭和50年製造の硬貨に多く見つかっています。
また、穴ずれコインは、5円玉や50円玉などの穴がある硬貨で、穴が中心からずれてしまったものです。
| 穴ずれコイン
5円玉や50円玉などの、穴が開いている位置が通常と異なる硬貨になります。
状態にもよりますが、穴がずれた硬貨は本来の位置からズレていればいるほど価値は高くなるといわれています。
| 角度ずれコイン
表面の模様と裏面の模様の角度がずれてしまったコインです。
昭和40年代までの硬貨、特に10円玉で多く見つかっています。
よく見ないと気づかないことも多いため、流通している可能性が大きいエラーコインです。
もしかすると、お財布や貯金箱のなかのコインに紛れ込んでいるかもしれません。
| 刻印ずれコイン
中心から模様がずれて刻印されてしまった硬貨です。
なかには、コイン自体が変形してしまっているものもあり、大きくズレている場合は高値で取引されるそうです。
中には、100万円近くの価値が付く可能性もあるそうです。
ですが、コインショップに持ち込むと20万程度で買い取られてしまうので、古銭に関する知識が豊富な専門の鑑定士がいる古銭買取業者に査定してもらうことをおすすめします。
過去最高額のエラーコイン
| 1円硬貨(刻印ずれ)
こちらの円盤のような状態になっている見る影もない1円硬貨。
見た目も凄いですが、その取引された値段が驚愕的なのです。
ヤフーオークションでなんと、280万円で落札されたそうです。
実は、かなり珍しいタイプの「エラーコイン」で、本来刻印されるべき模様が刻印されておらず、縁に誤ってプレスされた硬貨の一部が潰れた跡となって残っています。
どのようにしてこんなエラーが発生したのか想像がつきません。
値段もそうですが、なによりも驚きなのは硬貨としてこの状態で流通していたことではないでしょうか。
このように夢があるエラーコインは大変貴重な硬貨です。
そのため、運などにもよりますがそう簡単に見つかるわけではありません。ですが、市場に出回っているのも事実。
時折自分の財布などを覗いてみると面白いかもしれませんね。
もしかするとラッキーが舞い込んでくるかも。
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