○中秋の名月○ご当地お団子フェア

中秋の名月は1年で最も月が美しいと言われています。
実は、暦の上での名月と、天文学の満月では微妙な差があり、2018年の名月は9月24日ですが、満月は9月25日になります。
|お月見だんごの発祥
本来、作物の収穫に感謝するために始まったお月見では、元々作物の芋や豆をお供えしていました。
しかし、お月様の形に似せて団子が供えられるようになりました。ススキを供えるもの、形が稲穂に似ているからです。今でもイモ名月なんて呼ぶ地方もあるそうですよ。
|お月見泥棒
お月見では古くから続いている風習で、中秋の名月に限っては子供達に団子を盗ませていました。子供は月からの使者だと考えられていたそうです。今では各家庭を回ってお菓子をもらう風習に変わったところもあるのだとか。なんだかハロウィンにも似た感じですね。
他にも、嫁入り前の娘には食べさせてはいけないなどと言われていたそうです。
|山形に積み上げる理由
お団子の数は、十五夜にちなんで15個が一般的。山形の先端は「霊界」に通じていると考えられていて、団子を通して収穫の感謝の気持ちを月に伝える役名を果たしていいます。ピラミッドのようなアンテナとしての役割を果たしていたんですね。
|全国ご当地のお団子姿
日本各地で個性ある形が伝わっています。その一例をご紹介します。
■ 東日本
東日本では白玉粉などでこねた団子をお供えするのが一般的。お団子に味はついていません。
■ 西日本
西日本では里芋を模した細長いお団子にあんこを乗せた形が一般的です。こちらはピラミッド型に15個積まない代わりに、1寸五分の大きさでで十五夜とかけています。
■ 名古屋
名古屋ではういろうと同じ材料で、白・紅・茶で三色のしずく型をお供えします。
■ 静岡
静岡では、徳川家康が幼少の人質時代に、付き人が元気に育つようにと餅にへそを作って餡を添えたのが始まりと言われています。
■ 沖縄県
沖縄では「フキャギ」といい、島産のあずきには魔除けの効果があると言われ、潰さずに食べるのが習わしだそうです。お味は塩味が一般的なのだとか。
これまでに、皆様が召し上がってきたお月見団子はどの形でしたか?
ちなみに、2021年には中秋の名月と満月が重なるビックイベントが到来です!
それまでは団子でもしばいておくとしますか(^_^)
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