葛飾北斎による絵の指南書「略画早指南」が公開!

葛飾北斎といえば、日本独自の文化や情緒を表現した絵師として世界に衝撃を与えた人物です。 なかでも、富嶽三十六景のひとつ、神奈川沖浪裏は大傑作とされています。
|神奈川沖浪裏
そして、この絵は巧妙な構図によって緻密に計算されて仕上げられているのです。
コンパスと定規を使って書かれた構図には、北斎独自の3分割構図法や、西洋の遠近法が巧みに使われており、幾何学的な美しさを骨組に、生き生きとした北斎の感性が乗っています。
|略画早指南
そんな北斎が自身の秘儀を記した絵の指南書がネット上に公開されました! 全2巻で1812年、14年2回に分け書かれたもので、前半が定規とコンパスでの図法、 「うらめしい」の文字で描く幽霊や、「たいくつ」の文字で描く大あくびをする人など、北斎のユーモラス満載の著書です。
ラインもシャープなものから丸みを帯びたコミカルなものまで変幻自在。筆の使い方が凄すぎます。
そんな日本の巨匠の作品が2巻、インターネットにアップロードされ読むことができます。ぜひ北斎ワールドをご堪能あれ!
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